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引き戸の戸車を交換したい|サイズについて解説

引き戸と戸車DIY

引き戸の戸車を交換する時に必ず確認してほしいのが戸車の直径とビスピッチ。この2つは必ず計測をしましょう。これが合わないと引き戸が正常に開け閉めできなくなります。サイズなどを確認した方が間違いが少ないですがどうやって測るの?

ビスピッチははめ込む長方形の穴の外にネジの穴があると思いますが、そのネジとネジの距離を測ります。

戸車の直径には気をつけて!

一番気をつけて欲しいのが直径です。が、これ落とし穴がありまして、直径30mmと33mmが存在します。たった3mmの違いですが、これが引き戸には絶対条件です。本来30mmなのに33mmを付けると引き戸が元の位置に収まらなくなることもあります(引き戸と鴨居の隙間にもよりますが)。

戸車サイズ

上の手に乗せている戸車2つは実は下が直径33mmで上の方が直径30mmです。一見わかりにくいと思いますが、違うサイズと言うことを認識しておいてください。

それとホームセンターに並んでいる時は33mmと30mmが混ざっていることもあります(お客さんで手に取って見たものの元の位置に返してくれない人がいる)ので、買う時は同じものを買うようにしてください。家に帰ってから「あ!サイズが違う!」とならないように。

防音用の戸車は特に注意

防音用の戸車は車の外周がゴム素材や柔らかい素材があります。つまりゴム系で音を柔らかく、そして騒音の低減をしているのです。もちろん新品の時は良いのですが、劣化してくるとこのゴムが外れてしまったり、欠けてしまったりします。これが逆に騒音を大きくしている原因になることもあります。

前述しました直径の3mmの違いですが、元々は33mmだった防音戸車の外周のゴムが外れた後に計測すると30mmだったりすることもあります。つまり本当は33mmを買わなければならないところを30mmを買ってしまい、取り付けた後に不具合が生じると言う結果になるのです。

戸車のビスピッチも間違わないように

戸車を引き戸に固定させているのがビスや釘です。ビスからビスまでの距離をビスピッチと言います。戸車の直径が確認できたらビスピッチも同じ物が取り付けやすいです。同じ位置にネジを差し込むのですから。ところがメーカーが違うとビスピッチも微妙に異なります。前と同じ穴にビスを差し込みたいけど差し込めない、というようなこともあります。ビス穴のすぐ隣に新しいビスを打ち込むのは割と難しいです。

私の経験ですが、使わなくなった穴に爪楊枝とか竹ひごを差し込んでから新たな位置にビスを打ち込むのが良いと思います。ビスピッチが違うメーカーの物を買っても焦らずに爪楊枝で対処しましょう。

戸車の幅が大きい

これも私の経験ですが、直径はピッタリ、ビスピッチが5mm違う(でも上記のやり方でなんとかなる)。しかし戸車の幅が大きくて長方形の穴にはまらないことがあります。そんな時はノミで削ります。でもノミなんて一般のオタクにはないこともありますよね。そんな時はカッターで幅を削ります。一気に削らずに0.2mmくらいづつ削るような感じで丁寧に削りましょう。

一気にやろうとすると刃が折れたり、深く刺さったりするので怪我をしないように注意しましょう。

これで取り付けが終わり

これで引き戸を元に戻せると思いますが、最後に一つ。取り付けて枠と扉の間に隙間ができることがあります。枠と扉の上の方に隙間が大きく出る場合は枠に近い方の戸車をもっと押し込んでやるか、枠から遠い方の戸車を外して高さを出してあげるようにすると隙間がなくなります。押し込むのはなかなか難しいのですが、高さを出す方法はビスを緩めて、戸車のビスのあたりに薄いベニヤを入れるかPPバンドを差し込んで高さを調整します。この辺は根気よく調整をしなければならないので頑張ってください。意外とすんなり行くこともありますので、DIYとして楽しむようにしましょう。

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